組織
会長挨拶
このたび、歴史と伝統ある(一社)岡山県建築士事務所協会の8代会長を務めさせていただきます。
誠に光栄ではございますが、かかる責務の重大さに身も引き締まる思いであります。岡山県建築士事務所協会には、法人設立40年の歳月が流れております。その間、歴代会長や諸先輩が、長い時間をかけて培ってこられた伝統やスタイルがございます。私は基本的に、それらを尊重して行く所存でございます。
さて最近、私ども建築士事務所を取り巻く環境は大きく変革しております。業務量は確保できますが、施工における工事材料の入手難や工事費の高止まり、また技術者不足などにより、プロジェクト遂行に障害も出ております。
この様な時代の大きな変革に、私ども建築士事務所は適切に先を判断し、対応して行かなければなりません。我々自身の高齢化や、後継者の不在、若い設計技術者不足など負の要因もございますが、変革の先を読み組織の力でこれらを乗り越える事が今、建築士事務所に求められております。
また憂える現状として、建築士事務所の減少が挙げられます。平成27年度末、岡山県における建築士事務所の登録数は、1級が1017、2級が529、木造が2で合計1548でした。ところが、3年後の平成30年度末の登録数は、1級が990、2級が485、木造が2で合計1477です。毎年着実に減少し、3年間では71も減少しております。減少の理由は、廃業が大半を占めます。
これら建築士事務所の絶対数の減少と、先程述べました建築士事務所を取り巻く環境の変化に対応するには、私ども岡山県建築士事務所協会会員は問題解決に向け共に前向きに取り組み、地域に根ざした活動のもとに集結し、力を合わせ進んで行かなければなりません。
行政のご指導のもと、皆様のご理解とご支援を仰ぎ、一丸となって岡山県建築士事務所協会の運営に努めて行く所存です。前会長と同様に、宜しくお願い申しあげ就任の挨拶とさせていただきます。
令和元6月
一般社団法人 岡山県建築士事務所協会
会長 丸川 眞太郎
岡山県建築士事務所協会組織図
建築士事務所憲章
建築士事務所憲章(PDF) |
法定団体の役割
法定団体について
建築士事務所の業務の適正化や消費者保護の徹底のためには、建築士事務所の団体による活動が一層促進され、「団体による自立的な監督体制が確立」されることが望ましいことであるとされ、建築士事務所協会連合会及び建築士事務所協会を法律で位置付け、苦情解決や研修等の業務が団体の業務として法律で規定されました。
法定団体の内容
- 建築士事務所協会及び連合会の定款の定め
- 建築士事務所の業務の適正な運営と建築主の利益の保護を図ることを目的
- 主な業務として、
1)事務所の業務について開設者への指導、勧告等
2)事務所の業務に関する建築主等からの苦情の解決
3)開設者や属する建築士への研修等
- 加入制限の禁止
- 建築士事務所協会への不当な加入制限の禁止
- 建築士事務所協会等の名称使用制限
- 建築士事務所協会会員でない者は、事務所協会会員という文字を使用することを禁止
- 建築士事務所協会による苦情解決業務
- 建築士事務所協会は、事務所の業務について苦情の申出があったとき、相談、助言等を行い、当該事務所に対し、苦情内容の通知をする。
- 建築士事務所協会は、当該事務所の開設者に対し、説明または資料の提出を求めることができる。
- 建築士事務所協会の会員はこの求めに対し、正当な理由なく拒んではならない。
その他 主な業務
・国土交通省告示98号による設計監理報酬の普及
・インターネットホームページによる情報の充実
・建築物の品質確保の促進に関する調査研究
・会員増強活動、正会員に関する情報データベース化
・会報誌の発行
・講習会、見学会、研修会の開催
・一般社団法人 岡山県建築士事務所協会の啓発広報活動
・建築関係団体との連携、交流、事業の推進 (おかやま建築5会まちづくり協議会)
・業務環境の向上、社会貢献に関する事業の実施
・岡山県内建築系学校の優秀卒業作品表彰制度の実施
・建築物、木造住宅の耐震診断評価に関する業務
・建築士定期講習、管理建築士講習の実施
・組織強化のための親睦会の実施
・日本建築士事務所協会連合会、中国四国ブロック協議会との連携
・次世代創生委員会(次世代を担う人材育成等)の活動
・協会の経営の安定化、新規事業の開拓
公告
令和2年度貸借対照表 |